まいにち奈良づけ♪

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ルイヴィトンもリスペクト!?『第67回正倉院展』(奈良市)

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毎年お世話になっている『正倉院展』に今年も行ってきました!!

▼『第67回正倉院展』のチラシ(表/裏)
第67回正倉院展 チラシ 2015

メインはルイヴィトンとデザインが酷似している(ルイヴィトンがデザインをパクった!?)ことでも話題となった「紫檀木画槽琵琶」


今年のメインはチラシの表面にも大きく掲載されている「紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)」です。
背面に使われているシタン材に、象牙(ぞうげ)や染角(緑色に染めた鹿角)、ツゲ、黒柿(くろがき)などを組み合わせ3種類の小花文を斜格子風に配している木画(もくが)の技法が美しい琵琶です。

▼試しに「紫檀木画槽琵琶」と「ルイヴィトン」の画像を並べてみました。
ルイヴィトンと紫檀木画槽琵琶

た、確かに似ている…!!

本当にルイヴィトンがデザインを盗用したのかどうかはさておき、1300年前のデザインが現在でも通用しているというのは何だか不思議な感じですね。美とはやはり普遍的なものなのでしょうか。

これは是非とも実物を生で見てみたい!!

『正倉院展』の会場となっている奈良国立博物館へ


▼読売新聞を購読しているので、招待券を頂きました。
第67回正倉院展 2015

無料で正倉院の宝物を拝見できるなんて…。毎年の事ながら、本当に有り難いことです。

▼「奈良国立博物館
第67回正倉院展 2015

▼入場待ちをしている人の姿が見えます。
第67回正倉院展 2015

▼『第67回正倉院展』ののぼり。
第67回正倉院展 2015

▼個人用の入場口へ向かいます。
第67回正倉院展 2015

▼個人の当日券売所。ちなみに、一般の当日券は1枚1100円です。
第67回正倉院展 2015

▼この日は月曜だったこともあり、10分待ちですんなり入場できました!
第67回正倉院展 2015

▼いよいよ入場です!
第67回正倉院展 2015

入場口近くで特別版の読売新聞が無料配布されているのですが、私はこれを毎年貰ってコレクションしています♪また博物館に入場してから頂ける資料も鑑賞の際にとても役立ちますので、是非とも入手しておいて下さい。

▼今回頂いて帰った資料やチラシなど。
第67回正倉院展 2015

以下、頂いた資料の画像リンクを文字に貼っておきますのでご参考までに。

ごあいさつ・正倉院展をご覧になる前に
出陳宝物一覧
会場案内図・展示のみどころ

『第67回正倉院展』の宝物を鑑賞しての感想など


今回出陳されていた宝物に関して一つ一つ感想を書きたいところではありますが…(全部で63点もの宝物があり)流石にそれには無理がありますので、特に印象に残った宝物について感想を書いておきたいと思います。(宝物の画像は「奈良国立博物館」の公式HPよりお借り致しました)

▼展覧会場図。
2015 正倉院展 展覧会場図


▼左から「山水花虫背円鏡」「彫石横笛 」「彫石尺八」「紫檀木画槽琵琶(裏と表)」
正倉院宝物1

「山水花虫背円鏡 (さんすいかちゅうはいのえんきょう)」
『国家珍宝帳(こっかちんぽうちょう)』記載の白銅鋳製の円鏡。鏡背面の中央に山岳をかたどった紐を通すつまみを置いて、その周囲に水波文をめぐらし、四方に峻厳な山岳を配しています。蛍光X線分析から、唐製と考えられています。
みどころはなんといっても、鏡背に刻まれた神泉境の中に見られる虎、鹿、山羊、兎、水鳥、魚など動物たち。鏡の中のサファリパークとでもいいましょうか…!
白銅製の鏡の美しさもさることながら、動物達の表現には目を見張るものがあります。
また、動物たちがすべて対で表現されているのに対し、兎だけが3羽描かれているそう。何か意味があるのかもしれませんね。

「彫石横笛 (ちょうせきのおうてき)」と「彫石尺八 (ちょうせきのしゃくはち)」
共に蛇紋岩(じゃもんがん)で作られており、竹管をかたどっています。本来ならば竹製であるはずの横笛と尺八を何故、あえて石をもちいたのか?その理由は分かっていないそうです。
草花、飛雲、山岳、花喰鳥などの文様が全面に刻まれており、横笛は節から伸びた小枝まで作り込まれています。
館内でこの横笛と尺八の音色がBGMとして流れていましたが、竹では表現できない石の音色に不思議な感動を覚えました。

「紫檀木画槽琵琶 (したんもくがそうのびわ)」
記事の始めの方でもご紹介しましたが、ルイヴィトンとのデザインの共通性が話題となった宝物です。
表面の山水人物図はかすれてしまって見辛い状態になっていましたが(山水人物図の復元画が壁に展示されているので、実物よりそちらを見た方が分かりやすいです)、裏面は思っていた以上に綺麗だったので、本当にこれが1300年も前のものなのか?と疑いたくなるほどでした。
この文様を一つ作るのに一体どれほどの時間を要したのか…。「紫檀木画槽琵」を製作した職人さんの技術力・集中力・忍耐力の凄さを改めて考えてしまいました。


▼左から「紫檀木画箱」「筆 」「花氈」
正倉院宝物1

「紫檀木画箱(したんもくがのはこ)」
個人的に木画という技法が大好きなので、毎回木画技法を用いた宝物を鑑賞する事が楽しみなのですが、今回もまたまた当時の技術力の高さと芸術性に感動させてもらいました。
(ちなみに、木画技法とは美しい木地に象牙、黒柿、鹿角など薄く切られた素材を象嵌し、さまざまな幾何学模様やモチーフを表現する技法の事です。)
さきほどの「紫檀木画槽琵」もさることながら、こちらの木画の表現も半端なく凄いです!!
「紫檀木画箱」の外面には甃文(いしだたみもん)で矢筈文(やはずもん)を挟んだ文様が表現されているのですが、その緻密さといったら…!!
もっとよく見る為にオペラグラスを持参すれば良かったと何度も後悔しました。

「筆 (ふで)」
3段構造で狸毛が使用されており、管はマダケ属の斑竹で、細かな天然の斑紋が見られます。儀式用のものと考えられており、管の両端に取り付けられる毛彫が施された金製の覆輪や、尾端の象牙製の塔形飾りの精緻な細工がお見事です。塔形飾りは轆轤で削りだされたものなのだそうですが、小さすぎてかなり目を凝らさないと形がよく見えません。オペラグラス必須です!
また、面白いことに象牙製の細かな塔形飾りには、カラカラと動く”遊環(ゆうかん)”と呼ばれる輪っかが2つ削りだされています。職人さんの遊び心なのだそうですが、本当に緻密な作業です。

「花氈(かせん)」
「花氈」とは今日のフェルトと同様に獣毛を縮絨(しゅくじゅう)させて作った文様入りの敷物のことです。科学的調査の結果、羊毛が使われていることが判明したのだそう。まさに、今流行の羊毛フェルトの敷物ですね!
デザインも女性が好きそうな感じです。写真で載せているものの他にもう一つ出陳されていた「花氈」の文様が特に可愛くて、この文様を印刷したマグカップがあれば買うのにな〜。とか勝手に妄想していました。


▼左上から「東南院古文書 第三櫃 第三十三巻」「続修正倉院古文書 第三十二巻 」「伎楽面 力士」
正倉院宝物1

「東南院古文書 第三櫃 第三十三巻(とうなんいんこもんじょ)」
摂津国島上郡水無瀬(せっつのくにしまのかみぐんみなせ)に所在した東大寺の荘園を描いた彩色の地図です。(水無瀬荘は現在の大阪府三島郡島本町東大寺付近に比定されています。)
遺例の少ない奈良時代の絵画として貴重で、彩色を伴う絵画的な山岳描写が注目されます。
三方を山に囲まれた荘域を表し、田畑や河川、建物が描き込まれているのですが、東が上(しかも文字が逆さま)になっており、地図内の文字が半時計回りに90度傾いているのも何だか不思議です。

「続修正倉院古文書 第三十二巻 (ぞくしゅうしょうそういんこもんじょ)」
天平5年(733)から6年(734)にかけて光明皇后の発願により建立された興福寺西金堂の造営に関する報告書。その報告書の上に七夕に関する詩が墨書されており、詩の序と2種の詩が何度も重ね書きされています。
七夕に詩を賦すのは中国から伝来した風習で、我が国でも朝廷や貴族の邸で詩歌の会が催されたとのこと。
当時紙は貴重だったでしょうから使わなくなった報告書に何度も詩を書き写す事で詩を暗記(もしくは練習)したのでしょうか?練習の文字がだんだんと雑になってきている辺りに妙な人間らしさを感じて、なんともいえない…ほっこりした気持ちになりました。

「伎楽面 力士(ぎがくめんりきし)」
キリ材製で、表面に彩色を施した伎楽の面。髻(もとどり)を結い、ひげを生やした壮年の男で、青筋を立てた忿怒の相が表現されており、悪漢・崑崙(こんろん)を懲らしめる好漢・力士の面と推定されています。
裏面には「周防」の墨書があり、周防国(すおうのくに)からの貢納品と考えられ、ひげには猪毛が用いられていることが判明しました。
迫力満点でインパクトのある伎楽面です。当時の人々が、このお面を使った演目を観劇している様子を想像してみたら、なんだか楽しい気持ちになりました。


今回紹介しきれませんでしたが、他にも7月7日の乞巧奠(きっこうでん)で用いられたという「黄色縷(おうしょくのる)」や、宝物に合わせて作られた愛嬌のあるフォルムの「漆瓶龕(うるしのへいがん)」などなど。感動したり感心したり驚くような宝物が沢山あり、今年も正倉院展を堪能させて頂きました〜!!

『正倉院展』期間中の奈良国立博物館周辺の様子



『正倉院展』の会場周辺には会期中、会場の外に飲食やイベントブースが設置されていますので簡単にご紹介しておきます。
(『正倉院展』のグッズや図録は奈良国立博物館内で販売されています。)

▼アイスクリームや肉まんの移動販売。
第67回正倉院展 2015

▼お土産も買えます。
第67回正倉院展 2015

▼グッズ販売や、クイズラリーも行われている特設ブース。隣にはロッカー室もあります。
第67回正倉院展 2015

▼様々なお店の飲食ブース。机や椅子も中に設置されているので、昼食&休憩もできます!
第67回正倉院展 2015


■『第67回正倉院展』の情報



会 期 :平成27年10月24日(土)~11月9日(月) 全17日
会 場 :奈良国立博物館 東新館・西新館
休館日 :会期中無休
開館時間:9:00~18:00
※金曜日、土曜日、日曜日、祝日(10月24日~25日、10月30~11月1日、3日、6日~8日)は19:00まで
※入館は閉館の30分前まで

観覧料金:一   般 ▷ 1,100円(当日)/ 1,000円(前売・団体)/ 800円(オータムレイト)
     高・大学生 ▷ 700円(当日)/ 600円(前売・団体)/ 500円(オータムレイト)
     小・中学生 ▷ 400円(当日)/ 300円(前売・団体)/ 200円(オータムレイト)
※団体は責任者が引率する20名以上です。
※オータムレイトチケットは、閉館の1時間30分前から入場できる当日券です(当館当日券売場のみで、閉館の2時間30分前から販売します)。購入者には記念品を進呈します。 
※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
※奈良国立博物館キャンパスメンバーズ会員の学生の方は、当日券を400円でお求めいただけます。観覧券売場にてキャンパスメンバーズ会員の学生であることを申し出、学生証をご提示ください。
※前売券の販売は、9月9日(水)から10月23日(金)までです。
※観覧券は、当館観覧券売場、近鉄主要駅、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズ、JTB、日本旅行、チケットぴあ・サークルK[Pコード:767-044]、ローソンチケット[Lコード:58500]、セブンイレブン、CNプレイガイド、イ―プラス(http://eplus.jp)で販売します。
※正倉院展の会期中、なら仏像館と青銅器館は休館しています。

関連サイト:奈良国立博物館
      第67回正倉院展|奈良国立博物館
      正倉院展:読売新聞(YOMIURI ONLINE)
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