まいにち奈良づけ♪

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「第6回 sanwa SCIENCE CAFE」の内容 その②

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「第6回 sanwa SCIENCE CAFE」の内容 その①」の続きです!


③太陽光・風力・バイオマス発電の状況

ドイツにおける再生可能エネルギー電力のコストについては現在先行投資をしている状態で、将来的には7,558億ユーロという経済的利益も見込まれています。今の世代の人達が少し高い電力料金を支払って、未来の子孫に対してより良い電力発電の環境と経済利益を与える為に投資しているという状況なのだそうです。

それでは、ドイツにおける各新エネルギーの発電状況はどうなっているのでしょうか?
まずは太陽光発電についてですが、太陽光発電の発電コストはどんどん下がっているそうで、普及が加速しています。2030年には火力+原子力の発電コストに肩を並べるという試算も出ています。
数年前までは太陽光発電の分野で世界をリードしていた日本ですが、現在の<太陽光発電の累計設置容量>をドイツと比較すると7倍近く差が開いています。
ドイツでは設置コストの安さや、再生可能エネルギーに対する法律が整備されている事(固定価格での買い取り制度など)が起因して、設置台数が毎年加速度的に増えています。

▼軍の訓練用飛行場跡地に建設されたメガソーラー施設。
SC_0192.jpg
(日本再生可能エネルギー総合研究所HPより)

しかし、増えすぎた太陽光発電施設による弊害も出ているようで…電気料金の高騰から政策の見直しもされているようです。詳しくはこちらの記事を御覧下さい→
現在は太陽光電力の買い取り価格をどんどんと下げていく政策を行っているようです。

続いて、ドイツにおける風力発電の状況です。
世界各国の<風力発電設置容量>を比べるとドイツは世界3位で、日本は13位です。(1位は中国、2位は米国)
中でもドイツは洋上発電に力を入れており、北海とバルト海に次々と風力発電施設を建設しています。しかし、電力を生み出すという面では優れている洋上風力発電ですが、環境に悪影響がないとは言い切れないかもしれない?

近年、風力発電の風車はどんどんと巨大化しています。風車が大きくなればなるほど発電できる電力量も大きくなるからです。風力発電に力を入れているのはAREVA社という企業で、原発の開発も手がけていた企業であるが、現在は再生可能エネルギーの開発に事業の転換をしなければ生き残る事が難しくなっているそう。


(朝日新聞HPより 〈入選〉「再生可能エネルギー」(藤澤一夫さん)ライプツィヒで撮影)

最後にバイオマス発電についてです。
バイオマス発電の方式は主に「木材火力」と「バイオガス発電」の2種類があります。その1つの「バイオガス発電」は家畜のフンや植物の残りや生ゴミなどを発酵させてガスを発生させて発電します。

この発電方法は農家にとって大きなビジネスになっています。
農場にバイオガス発電施設を建て、農場内で出た植物の残骸や家畜の糞尿をバイオマス貯蔵ピットに貯めます。そこから発酵槽でガスを発生させて、天然ガスを精製したり電力に変えたり、熱利用したりしています。
売電もできるので、農業をしながら発電をし電気を売る事もできるのです。

2011年末現在。ドイツでの「木材火力発電所」の数は256施設(出力1,260MWel)。「バイオガス発電所」は7,200施設(出力2,850MWel)となっています。

第6回 sanwa SCIENCE CAFE


④再生可能エネルギーの経済効果

2004年と2011年の<再生可能エネルギー関連事業の雇用数>を比べると、約2.4倍に増えています。再生可能エネルギーの分野はビジネスとしても発展してきています。
太陽光発電ビジネスの失敗など批判も多いドイツのエネルギー政策ですが、日本が見習う・参考にするべき所は沢山ありそうです。

最後に、今回お話し頂いた<再生可能エネルギーの意義>について以下に列挙しておきます。


■再生可能エネルギーの意義■

1、地球温暖化防止に不可欠。
2、エネルギー源の多様化により供給安定性が向上する。
3、化石燃料や原子力は中長期的にコスト上昇を招くが、再生可能エネルギーのコストは上がらない。
4、設備のリサイクルが可能。放射性廃棄物や廃坑などの負荷を後世に残さない。
5、エネルギー源の輸入依存度を下げ、地域経済の発展に寄与する。
6、世界の貧困地帯の電化を促し、生活水中を向上させる。



藤澤一夫さんのお話の後は、お茶とお菓子をみなさんにお出ししてざっくばらんに談笑して頂きました。

今回「第6回 sanwa SCIENCE CAFE」を開催するにあたり、ご協力頂いた皆様と参加者の皆様、に心より感謝申し上げますm(_ _)m

※今回の記事内容は私の記憶を頼りに再構成したものなので、いくつか間違いもあるかもしれません。
ですので、あまり参考にはしない方がいいかもですが…^^;お店で定期的に開催している、SCIENCE CAFEの様子を少しはお伝えできたかな?と思います。
SCIENCE CAFEは今後も開催していく予定ですので、その際はまたこちらのブログでお知らせさせて頂きます!
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