まいにち奈良づけ♪

奈良の話題を中心に、日々の出来事や制作の事などを気ままに綴っています♪奈良好きの方大歓迎です!
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伝統工芸品 奈良うちわ「池田含香堂」(奈良市)

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近畿地方も梅雨入りしましたね〜。ジメジメ蒸し暑い…。私の一番苦手な季節です^^;

これから本格的に暑くなってきます…(++) 今年も恐らく節電の夏になるだろうと思いますので、エコな団扇を使って暑さを吹き飛ばしていきましょう!

伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂

奈良で団扇といえば…やっぱり「奈良うちわ」ですよね^^!

奈良うちわ

◆ 奈良団扇 ◆(奈良検定テキストより)

団扇は、奈良時代の中ごろ春日社の神官が軍器の形になぞらえて作りだしたと伝えるが、おそらく骨太なものに紙を張った渋団扇であったらしい。室町時代になると、興福寺の僧が今様の団扇を作りだしたとか、奈良町の岩井善助が軍配団扇に似せた団扇を案出したという。その後、豊臣秀吉のころ、透かし団扇が作りだされたと伝えるが詳しくは分からない。しかし、このころから奈良団扇の名も次第に世に聞こえるようになり、団扇の意匠も紋章や判じ絵、役者の似顔絵を描いたもの、奈良の風物をとりいれた模様を透かし彫りにするなど改良が加えられたらしい。江戸時代には、上品で美しいと贈り物に喜ばれ、六月の土用の入りには奈良奉行が幕府に献上するならわしになっていた。奈良団扇は、奈良晒や刀剣・墨・酒などと並んで南都の特産として名声を博するようになった。
現在、奈良団扇は正倉院宝物の文様などをモチーフとした、いわゆる天平模様や、鹿、五重塔など奈良の風物をたくみに配した名所模様を、五色に色付けした和紙に透かし彫りして仕上げ、一セットにした「五色団扇」などとして知られている。この技法を継承する奈良団扇の製造元は今や唯一。この製造元の先祖が明治初年に透かし彫り用の道具一式を見出し、この技法を研究して復興し改良に努め、子孫に伝えて今日におよんでいる。


奈良団扇は伊予紙や土佐紙を色引きし、奈良風物・正倉院文様を突き彫り(直角に切り込み)した透かし彫り文様を竹骨に貼り合わせ、外まわりを美しく整えて仕上げたものです。13もの工程を経て作られています!

▼今や奈良団扇の唯一の製造元となっている「池田含香堂(いけだがんこうどう)」さん。
伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂

お店の場所は三条通沿いにあります。うちわと扇子の形をしたユニークな看板が目印です!



▼うちわ以外に扇子も販売されています。値段は1000〜3000円ほど。
伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂

▼より高級な(お高い)商品はガラスケースに入っています。飾り扇5000〜6000円ほど。
伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂

ガラスケースの一番下の段に置かれている奈良団扇には七宝つなぎ飛天天平模様など、より複雑な透かし彫りが施されていました。ネットで調べると、お値段は4000〜20000円ほどするようです。

▼団扇にはランク(?)のようなものがあり、それぞれのランクに値段がつけられています。
伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂

並鹿(なみじか)       … ¥2100
新鹿(しんじか)       … ¥2310
中鹿(ちゅうじか)      … ¥2520
中匠(ちゅうしょう)     … ¥3360
上匠(じょうしょう)     … ¥4200
百人一首(ひゃくにんいっしゅ)… ¥4200
飛天(ひてん)        … ¥6300
七宝つなぎ(しっぽうつなぎ) … ¥21000 ←さすがは最高級品っw(o△o)w!!

▼こちらは「上匠(¥4200)
伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂

美しい絵柄です。職人さんが手作りで作っておられるのですね〜。→

▼店先ではリーズナブルなうちわも販売されています。
伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂

150円 or 400円というお手軽なお値段!

伝統工芸品 奈良団扇 池田含香堂



「奈良うちわ」はプレゼントにしても喜ばれますよ〜♪(これからの季節にぴったりの贈り物ですね^^)
実際に私が頂いたものをご紹介します!

▼朱雀がデザインされた渋い箱に入っています。意味もなくドキドキ。
奈良うちわ

贈答用の手下げ袋もあります。→

▼上箱をあけて薄い和紙をめくると、奈良うちわが登場!!
奈良うちわ

高級感が漂っていますね〜。日常で使うのはちょっと勿体ない気も^^;

うちわと一緒に入っていたしおりには以下のように書かれていました。(漢字難しい〜〜;;間違ってたらすみません;;)

奈良団扇は、そのむかし春日の社人、これを作れるより始まれるとぞ、正保二年に松江維舟の物せる毛吹草にも大和の名物を挙げて、澁団扇とあり後には判じ繪行者の似顔、其他色々の繪を描けることは、人倫訓蒙藁に奈良うちわを逑べて、町人童子の持領として判じ物うちわさまざまの画をかき、おのずから涼風を求む誠にかる行の重宝なりとあるにても知らる、茲に我が祖は、明治の初、奈良の風物又は天平模様杯を、団扇の裏表より紙を手彫りで透かしてくりぬき巧に張ることを工夫し、その後幾多の改良を施して今日に至りぬ其の意匠、斬新且、高雅にして優美なるよう、見るからに自ら涼風の起る心地ぞする。よってこれを手にとらばいかなる三伏の夏の暑も、立ちどころに忘れつべし、今お客様の需に応じて、聊か奈良団扇のゆかりを逑ぶるになん。

三笠山 藤はちりけり 禰宜(ねぎ)うちわ  行正

特産奈良団扇は、品位頗る優美高尚にして何れも御土産用御来客用よして、又進物贈答用品として誠に最適なるものであり、断然他の追従を許さないのであります。
希くば是非御愛用、御用命の程切に御願い致します。


▼うちわを裏返してみました。どちらの面も変わらず美しいです!
奈良うちわ

丸い柄は、しっくりと手に馴染みます。

▼鹿と紅葉がデザインされています。
奈良うちわ

余談ですが…鹿と紅葉の取り合わせの由来について、以前記事を書いたので気になる方はこちらの記事もご覧下さい→「花札<鹿と紅葉>取り合わせの由来は?「伝説三作石子詰之旧跡」(奈良市)

奈良うちわ

かわいい☆


■池田含香堂さんの情報■

住所  :奈良県奈良市角振町16
営業時間:9:00~19:00
定休日 :無休 (9~3月は月曜休)
電話番号:0742-22-3690
駐車場 :なし
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3 Comments

カチャ-チャン says..."No title"
燈花会の初回のころに頂いたうちわがこのお店で作ったもので暫く大事にしていたのが孫がまだ小さいころに持ち出してあちこちをうちわで叩きまくって壊されてしまいましたが残念・・・今度は面背に行って手に取ってから選んでみようかな・・・。
2013.06.01 18:42 | URL | #- [edit]
ヨシノ says..."No title"
●カチャ-チャンさん●

お孫さんに壊されちゃいましたか〜^^;
手に持ちやすいし…おもちゃにもなりやすいですもんね〜^^;

私は飼い猫に、箱の一部に穴をあけられてしまいました…。あけられたのがうちわじゃなくて良かったのですが、外に出しっぱなしにしておいたら次は間違いなくやられそうです(笑)

もし池田含香堂さんに行かれることがありましたら、是非実際に手に取って選んでみて下さいね♪
2013.06.03 00:47 | URL | #gquJYVHA [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.10.21 12:16 | | # [edit]

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