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笛吹古墳群の盟主が埋葬されている?『笛吹神社古墳』(葛城市)

前回の記事の続きです。
葛木坐火雷神社(通称:笛吹神社)の大砲を見たあと、本殿の裏手にある「笛吹神社古墳」も見学してきました。

笛吹神社古墳

神社境内にある古墳で、しめ縄が貼られており(神域となっている為?)中の様子は見ることができませんが、なんともいえない神さびた雰囲気を醸し出している古墳です。

笛吹神社古墳

▼昨年設置された案内板
笛吹神社古墳

古墳前の案内板には以下のように書かれていました。

県指定史跡 笛吹神社古墳

 葛城山系から東へ派生した低い丘陵上に総数約80基からなる笛吹古墳群があり、笛吹神社古墳はその古墳群の東端に築かれた円墳である。墳丘規模は、東西約25m、南北約20m、高さ約4mである。埋葬施設は南に開口する横穴式石室であり、玄室の中央に石棺が1基ある。石室は全長約12.5mであり、玄室は長さ約6.0m・幅約2.4m、羨道は長さ約6.5m・幅約1.7mを測る。玄室の壁には1.0〜1.5mの花崗岩の巨石を3〜4段積み上げ、5枚の天井石が架けられている。石棺は凝灰岩製の刳抜式家形石棺であり、蓋の長辺にそれぞれ2箇所の突起がある。石棺蓋は長さ約2.1m、幅約1.25m、高さ0.6mを測る。6世紀に築造された笛吹神社古墳は、大型の石室に家形石棺をおく葛城地域屈指の後期古墳である。

指定年月日:平成10年3月20日

平成30年3月 奈良県教育委員会



全長約12.5mの大型の片袖型の横穴式石室内には蓋の長辺にそれぞれ2箇所の突起をつけた家形石棺が置かれているようですね。
中を覗いて見ることができないのが残念です。

また、葛木坐火雷神社に祀られている火の神様は鍛冶生産・鉄器生産の神とも考えられ、周辺の古墳からは副葬品として鉄刀、鉄鏃等の武具や鉄製農工具類のほか鉄涬、金銅製釵が出土していて、すぐ近くには鉄器生産で知られる脇田遺跡もあることから、この古墳群の被葬者達は鍛冶や鉄器生産に関係していた人々ではないか?と言われているようです。

▼封印されている感…
笛吹神社古墳

笛吹古墳群についてはこちらのページに説明が書かれていましたので引用させていただきます。

<笛吹古墳群>

笛吹古墳群は、葛城市笛吹集落の西に標高200m前後の二筋に分かれて東に延びる丘陵があり、その丘陵の西の基部から二筋の丘陵上に分布する古墳群である。総数80基ほどからなり群中に全長約40mと30mの2基の前方後円墳を含が、その他は直径がいずれも20m以下の規模の円墳からなる。
1971年に尾根基部に分布している一群が破壊された際に、6世紀後半代の片袖式の横穴式石室が発掘調査され、鉄斧、鉄、鋤、鉄鎌、刀子などの農工具のほか、轡や辻金具などの馬具や鉄鏃などの武器類が出土している。
1987年にも6世紀代に築造された約20基あまりの古墳が発掘調査された。古墳の埋葬施設はすべて横穴式石室であるが、石室には片袖の比較的規模の大きなものと、無袖の小規模な石室とに別けられるが、古墳の数からすると小規模な無袖横穴式石室墳が圧倒する。
このほかに円筒埴輪を用いた棺を直接埋葬した例もある。古墳から出土した副葬品には大刀、鉄鏃、玉類、土器のほかに、金銅製紋子や鍛冶に伴う鉄滓があるほか、ミニチュアの炊飯具なども出土していて、渡来系氏族である忍海氏に関わった古墳群と見る考えがある。
かつて兄川底古墳と呼ぱれた横穴式石室もこの群中の西端に位置した一古墳である。この古墳群の北側丘陵の東端付近に所在している式内社笛吹神社(葛城座火雷神社)は笛吹連の祖を祀るが、その境内には6世紀初頭ないし前半頃の造営とみられる笛吹神社古墳が位置している。
古墳は直径約25m、高さ約4mの円墳で、花崗岩の自然石で構築した全長約10‐6m、玄室長約6m、幅約2.4mの片袖式の横穴式石室内が南に開ロし、石室内には屋根部平坦面の狭い古い型式をとどめた刳抜式家形石棺が納められている。かつて金銅装の大刀などの遺物か出土したと伝える。

引用元:http://inoues.net/club6/oshimi5.html



▼手前の柵から石室の入り口部分を覗いてみました
笛吹神社古墳

▼私のカメラのズーム機能ではこれが限界です…
笛吹神社古墳

どんなに目を凝らしても、やはり中は見えませんので、自分なりにイメージ図を描いてみました!

笛吹神社古墳イメージ

私の勝手なイメージなので、実物とは程遠いものかもしれませんが…
こうやって妄想を膨らませるのもなかなか楽しかったり。

周辺にある別の古墳も見てみたいと思ったものの、ネット情報によるとあまり見学向きではない様子だったので、今回は諦めました^^;


基本情報


住所  :葛城市笛吹
形式  :円墳(径20m)
築造年代:6世紀前半ごろ      
埋葬施設:片袖式の横穴式石室
棺   :縄掛突起を持つ家形石棺
出土遺物:不明
発掘調査:測量調査のみ
被葬者 :不明
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